さる3月11日金曜日午後に突然東日本を襲った大地震に始まった一連の津波・余震等は今日もまだ続いています。被災地のみなさんはもちろんのこと、今回の東日本大震災の影響を受けていらっしゃる多くの皆さまが今日も心休まることなく過ごされていることに心よりお見舞い申し上げます。
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この未曽有の大震災に大きなショックを受けたのは、ブルネイ在住の邦人たちも同じであった。遠く離れた故郷や日本のことを思い、「何かしなければ」といてもたってもいられず、という気持ちで、今回、陶山美加さんの指揮のもと、日本のために寄付金活動が行われた。
3月18日金曜日、インターナショナル・スクール・ブルネイ(ISB)において、寿司を販売して売上金を寄付するというファンド・レイジング・セールが行なわれ、陶山さんを中心に、邦人の奥様達が協力してたくさんの寿司を作った。
ブルネイで今一番人気の寿司レストラン、「エクスカペード」も協力に快諾し、寿司100パックの提供もなされた。陶山さんによれば、『売る前から行列のできる大盛況ぶりで、3時間ぐらいの予定が1時間弱で売り切れた。材料を取りに一旦戻って再び作り直し、全部完売。エクスカペードすしが寄付してくれた100パックも完売した。何も買わずに寄付だけしてくれる人や、おつりを寄付する人までもが現れ、セカンダリー・スクールで行われたファンド・レイジングと設置箱への寄付金を合わせて、6000ブルネイドルにもなった。 』とのことである。
間もなく本帰国を予定している河野里奈さんは、『子どもたちがちょうどISB最後の日でこれで燃え尽きた感じだった』と充足感を語った。
そう、今日も河の風がそよそよと吹く中で。
なお、この時の様子は、ローカル紙、『The Brunei Times』にも掲載されている。http://www.bt.com.bn/news-national/2011/03/19/isb-sells-sushi-japan-relief-fund