2月26日より2日間に亘り、経済産業省、社団法人産業環境管理協会による環境マネージメントシステムセミナーが行われた。
本セミナーは、今や多くの日本の組織が準拠、採用しているISO14001の教育を経済連携国であるブルネイに普及、促進することが目的であり、日・ブルネイ経済連携協定の下、SEMEO-VOCTECH、在ブルネイ日本大使館の協力を得て実施されたものである。
会場には開発省、教育省、産業一次資源省等政府機関、民間企業の代表者をはじめとして、約90名の関係者が集まった。左から、寺田講師、橋本日本大使、開発省副次官、モハメッド所長、ウイリフィ教授。
産管協 大岡副所長(右)より、本セミナーのブルネイ側窓口を務めたSEMEO-VOCTECHモハメッド所長、ウイリフィ教授に日本の伝統工芸品が贈られた。
オープニングセレモニーの中で、橋本日本大使より、祝辞が述べられると共に産管協の紹介、ISO14001の日本の第一人者 寺田博士の紹介が行われた。
ブルネイチーフゲストである開発省副次官に記念品が贈られた。
セミナーでは、大岡副所長より、まずはイントロダクションとして環境を考えることを主なテーマとしたプレゼンテーションが行われた。ブルネイ国営放送がその様子をニュースで流した。
大岡副所長の工夫を凝らしたプレゼンテーションが出席者の目を引く。江戸時代の絵画を用いて環境要因による異変現象を紹介した。
研究テーマのひとつであるネパールの環境。一見のんびりした光景だが、たくさんの環境問題を抱えていることを紹介する。
出席者から環境に調和した持続可能な開発についてたくさんの質問が相次いだ。
1日目の受講を終え、出席者全員が日本から来た講師に御礼を言って会場を後にした。そう、今日も河の風がそよそよと吹く中で。