8月26日、ブルネイにて知的財産権セミナーが開催され、延べ369人(当日記帳した来訪者数)が本セミナーに出席した。
日本のブランドが根付くブルネイでは、国民消費者のジャパン・ブランドに対する関心は高い一方で、フェイクやイミテーションが多く存在しているという認識度は極めて低い。
本イベントの企画を行った大使館の関係者によれば、ブルネイはとても伝播が速く、日本政府と日系企業、ブルネイ政府が協力して、このような大衆を含めたセミナーを行ったことで大きな効果が期待できると語った。
登録には行列もできた。受付にて記帳を行った来場者は延べ369名にのぼった。
ホスト協力機関の代表者、天野JETROバンコク知財部長、特許庁久保室長、橋本日本大使、ナイマ検察庁知財長、ブルネイ税関長。開始直前には会場に用意された300席がほぼ埋まった。
橋本日本大使によるオープニングスピーチ。
検察庁ヌーレイン検察官によるプレゼンテーション。
ブルネイの自動車マーケットをほぼ独占する日本自動車連合からはマツダ車を取り扱う野村マネージャーが国民の生活安全を脅かすフェイク自動車保守部品の説明を行った。
キヤノンはプレゼンテーションの途中で客席に降り、プリンターのカートリッジを用いて警察庁OBにその場で鑑定をさせた。
デンソーのプレゼンテーションに続き、バドミントンがメジャースポーツのブルネイでフェイクとオリジナルとの違いを説明。
ブルネイの知財のスペシャリスト・コーリンオング弁護士が検察庁の運用について補足した。
天野ジェトロバンコク知財部長によるクロージングリマークス。
そう、今日も河の風がそよそよと吹く中で。