ブルネイでの微生物探索プロジェクトを検討する製品評価技術基盤機構(NITE)野中理事他一行は、産業一次資源省林業局との打ち合わせ、農業試験場の視察を終え、テンブロン国立公園へと向かった。
テンブ ロン国立公園には、約5,000種の植物が自然のままの状態で保存されているとも言われており、専門家の間ではバージンジャングルとして世界的にも希少な存在で知られている。産業一次資源省林業局のアレンジにより、一行はテンブロン国立公園への調査に向かった。
NITEのブルネイ訪問が新聞でも報道された。
http://www.brunei-online.com/bb/wed/sep12h43.htm
http://www.brunei-online.com/bb/tue/sep11h17.htm
テンブロン国立公園へは首都からフェリーで45分、車で30分、小船で45分と、片道2時間かけていく必要がある。フェリーの中の一行。
運転はマンがつとめた。普段とは違う質問をしてくる客に何か違和感を感じているようすだ。
フェリーは、物凄いスピードで曲がりくねった川を上る。
濁った川とワニや毒蛇、これぞまさしく正真正銘のジャングルクルーズだ。
川の水の色が澄んで来たところはマレーシア領、別の国を横断する。
マングローブ林で形成された小島。果てしなく低地林が続く。
途中で砂利を積んだブルネイ船籍とすれちがった。
そう、今日も河の風がそよそよと吹く中で。