1月18日、バドミントンラケット1本でブルネイ王国をさすらう日本人プレイヤーカワヒロの存在を知ったヨネックス本社は、大久保主任をブルネイに派遣した。
ヨネックス本社が、男性成人の6、7人に1人がバドミントンを余暇として楽しむとも言われているバドミントン王国ブルネイに訪問するのは、これが初めての出来事だ。
大久保主任はバドミントン王国に4日間滞在、カワヒロが上がるコートや要人への面会アレンジにより、自社製品を真似た模造品対策として自社製品のPRを大々的に行った。
初日は、元世界ランキング上位のプレイヤーを含む、ブルネイ最強のクリスタルのメンバーの協力を得て、センターポイントホテルにてイベントが開催された。教育層向けイベントを行うことで若い世代の問題意識の向上を図るのが狙いだ。
あれでもない、これでもないと世界第3位に君臨したプロもたじたじだ。
インドネシア元チャンピオン・イマイ選手がこれが本物だと断言した。
大久保氏は本物の見分け方を教育層に伝授。オリジナル製品の普及に励む。
ヨネックスオリジナルユニフォームの獲得をめぐって選手たちがストライクゾーンにシャトルを投じる。
ラケットを使用しないのであれば、全員にチャンスがある。
優勝者には橋本日本大使より、ユニフォームが贈呈された。
ヨネックスジャパンがブルネイ最強のクリスタルと協力関係を構築した。
クリスタル(ブルネイ・インドネシア)対カワヒロチーム(日本・マレーシア)のフレンドリーマッチは1対1のドローに終わった。
そう、今日も河の風がそよそよと吹く中で。