ブルネイ王国をバドミントンラケット1本でさすらう日本人バドミントンプレイヤー・カワヒロは、王族からの招待を受け、ブルネイ現役ナショナルプレイヤーを引き連れ、パレスのコートに登場した。
アーマッド・スポーツ大臣のスパーリング・パートナーを務めていたカワヒロの姿を王族が見かけたのがきっかけとなり、声がかかったという。
王宮コートが保有するチーム・アティラは、現役を退いたナショナルプレイヤーを多数集結させたチームで、ブルネイで別に活躍するインドネシア元世界チャンピオンが率いるチーム(クリスタル)と殆ど力差のない強豪チームだ。
一度やろうと、王族ペンギラン・アナック・バジル(右2)がカワヒロをコートに招いた。
今日はボルキア国王の義弟であるペンギラン・アナック・ムタシルがVIPシートから観戦した。カワヒロは記念撮影のために2007年ブルネイトーナメント準優勝のメダルを持参して来ていた。
控え室には選手が試合を待つ間、楽しめるようビリヤードが設置されている。棚には、チームアティラが国際大会で奪取した数々のトロフィーが飾られていた。
カワヒロとの試合を終えたブルネイナショナルプレイヤーは、控え室で韓国ナショナルチームと対戦した際にもらったユニフォームを誇示し、自分は韓国人だとアピールするブルネイ元ナショナルプレイヤー。カワヒロチームとの対戦結果は大激闘の末1対1のドロー。
少し離れたアマ部屋にはガットが切れればすぐにはれるようテクニシャンがスタンバイしていた。
そう、今日も河の風がそよそよと吹く中で。