5年間に亘りブルネイよいとこ南の風通信の主筆を務めてまいりましたが、この度、バドミントンラケット一本でブルネイ王国をさすらう日本人バドミントンプレイヤー・カワヒロ選手、日本大使館の大河内書記官と時期を同じくして私、河の風も日本へ帰国することになりました。
情報があまりないブルネイのニュースを、当ウェブサイト『南の風通信』を通じてお届けしていきたいと始めたボランティア活動でしたが、アクセス数が日に日に増加し、数年前からはコンスタントに毎日200-300の閲覧数をいただき、1日で3000を超えるアクセスをいただくこともありました。飽きっぽい性格の私が続けられたのもそういった皆様からのアクセスが励みになったからと心より感謝しております。
なお、少し先の話になりますが、外交官でもあるカワヒロ選手がラケット1本でさすらい、日本とブルネイの友好化のために悪戦苦闘した経験にもどづく体験記が「情熱の羽」と題された本になります。
村のコートから始まったカワヒロの活動がブルネイの人々から親しまれ、やがてそれが大臣の耳に入り、王族へ、ついには国中の人気プレイヤーとなって王宮のプレイヤーとなるまで、寝る時間も惜しんで取り組んだ外交活動、ブルネイでは本当にこんなことがあるのか、といった面白い内容となる予定です。皆様どうぞお楽しみに。
最後にカワヒロ選手とブルネイの人々とのお別れを取材しましたので、ここはその様子をご紹介して皆様とは一旦お別れとさせていただきます。
ありがとうございました。今後の更新は不定期となりますができる限りしたいと思います。
ボルキア国王娘のプリンセス主催による送別会にはカワヒロの生徒たちがたくさん集まった。
翌日は市内ホテルにてカワヒロの送別会が行われ、カワヒロのバドミントンを通じた友人、王族、元エネルギー大臣、スポーツ大臣、開発副大臣、外務貿易省次官、副次官ら大臣閣僚高官ら、合計287人が集まった。
たくさんのブルネイの友人たちが集まってカワヒロ選手との別れを惜しんだ。
カワヒロの育ての親でもあるアーマッド元青年文化スポーツ大臣からジャウイで名前がかかれたプレートが贈られた。
カワヒロの生徒たちがぞろぞろ来た。
カワヒロのパートナーは元世界ナンバー3のプロフェッショナルプレイヤー。
フェアウェルバドミントンをボルキア国王息子のプリンスと楽しむ。
大臣チームを引きつれ、ブルネイ空軍チームとフェアウェルフレンドリーマッチが他の行事の合間にダブルヘッダーで行われた。
大臣がカワヒロの育ての親なら、こちら澤田ブルネイ日本友好協会事務局長はカワヒロの産みの親。
ブルネイに進出する日系企業の方々をはじめとした日本人会の送別会。
そう、今日も河の風がそよそよと吹く中で。