日本大使館関係者に同行した取材班は、スンガイリアン(首都から車で約1時間)にある産業一次資源省林業研究所を訪れた。また、敷地内には、動物、木材、植物などの博物館も併設されていた。
今回の案内役はマルダニ・オフィサー。
最初に案内されたのが実験室、今は何も使われていない。
機材はすべてきれいに整理整頓され、未使用のまま設置されていた。
一つ一つの機材には当時JICAがここで活動していたことが記されている。
この機材にもJICAの使用マークが残されていた。ブルネイが発展途上国から卒業とした日本政府はJICAを通じたブルネイへの協力を終了した。今やブルネイの技術技術レベルは、アセアンの中でも大きく立ち遅れていると担当者は語った。
林業局の車で博物館へと移動する経済担当書記官。
そう、今日も河の風がそよそよと吹く中で。