独立行政法人製品評価基盤機構(NITE)バイオテクノロジー奥田本部長がブルネイを訪問、微生物の探査、研究、産業化に向けたプロジェクト形成に向け、産業一次資源省と打ち合わせを行った。
ブルネイの熱帯雨林ジャングルの総面積は国土の約80%にまで至り、この天然資源を所轄する産業一次資源省は、日本のNITEのバイオ技術を用いたプロジェクト形成に大きな期待を寄せている。
微生物の産業化適用は今や世界ビジネスの常識であり、まったく手つかずのままに残された熱帯雨林ジャングルを保有するブルネイを舞台にした本プロジェクトは、両国の国益確保に資するものである。
プロジェクト形成のための長時間にわたる議論を終えたブルネイ産業一次資源省林業局長、局長代理、法務部方々とNITE奥田本部長、塩谷氏、澤田社長。
NITE一行は、橋本日本大使を表敬訪問し、プロジェクト実施に向けた進展状況につき報告した。
NITE一行と橋本日本大使は、ブルネイ熱帯雨林ジャングルの管理責任者であるアーマッド産業一次資源大臣を表敬訪問。本件プロジェクト推進のため、両機関が積極的に協力していくことが確認された。議論は、具体的なサイト候補地まで話が及ぶ等、長時間にわたり続いた。
そう、今日も河の風がそよそよと吹く中で。