ブルネイの伝統工芸品を視察した取材班は、澤田ブルネイ日本友好協会の案内で今度ははたを織る現場を訪問した。
主に熟練工の手作業によって行われる機織りは、とても地道な作業。来る日も来る日も単純でかつ同じ作業を続けなければ一枚の布生地ができ上がらないという。
ここがその現場。
この娘はカメラを向けると笑みを浮かべた。まだ熟練工には達していないのか。
こちらの女性は熟練工に違いない。カメラを向けても笑み一つ漏らさず作業を続けた。
オーナーが言うにはこの女性が一番の熟練工。複数のカラーの生地を無数に並べて起用に機を織る。
オーナーは上級の絹で作られた生地を持ってきた。
次にオーナーが持ってきたのが最高級の生地。ビラ皇太子の結婚式の衣装の発注に応えたという。
ビラ皇太子とサラ皇太子妃。とても煌びやかで美しく見えた。
すばらしい。以前、当サイトに登場したビラ皇太子妃ご両親やボルキア国王も一緒に。
中には日本から輸入された生地も用いられた。
シルクのタイ。
作業は休まず続く。
そう、今日も河の風がそよそよと吹く中で。