石油発見、ガス生産、メタノール事業に続く、
ブルネイ第4の波と呼ばれる歴史的事業が実施されようとしている。
以下、NITEプレス・リリースより
■ NITE(ナイト:独立行政法人製品評価技術基盤機構、理事長:御園生 誠、本部:東京都渋谷区)は、ブルネイ・ダルサラーム国(ブルネイ:Brunei Darussalam)産業一次資源省(Ministry of Industry and Primary Resources:MIPR)と微生物共同探索に関する取り決め(ブルネイの微生物資源の共同開発に関する包括的覚書(Memorandum of Understanding:MOU))を締結することとなりました。
■ 本件は、ボルネオ島の自然環境の保全と持続可能な利用を目的としたハート・オブ・ボルネオ・プロジェクト(Heart of Borneo Project:HOB)の一環としてMIPRとNITEとが、手つかずの自然が多く残るブルネイの熱帯雨林において微生物を探索し、特に産業に有用な微生物を共同開発するという事業です。
■ MOUは、アーマッド産業一次資源大臣、橋本駐ブルネイ日本大使立ち会いの下、ハムディラ産業一次資源副大臣兼ハート・オブ・ボルネオ議会委員長とNITE理事長との間で平成20年7月10日に締結される予定です。
■ 今回のMOU締結により、日本はブルネイの微生物資源を利用する道筋を確保することが可能となり、産業界の発展に資するものと思われます。
■ またブルネイに対しては、微生物利用技術の移転・人材育成等を行うことで、学術及び産業発展の基礎を築くことが期待されております。ブルネイは、本プロジェクトを同国の産業の柱である石油、天然ガス、メタノールに続く第4の柱にしたいと考えており大きな期待を寄せています。
NITEの受入準備を行うブルネイ産業一次資源省職員。
そう、今日も河の風がそよそよと吹く中で。