ブルネイのある村にオッター(ビーバー、らっこ、かわうそのような姿をしていて立って歩く)の親子10数匹が出没。南の風取材班は、昨月オッター親子が川で魚をとり、獲った魚をくわえてぴょんぴょんと山に立ち去る姿を目撃している。
この日、取材班は、農学部小動物研究室からの依頼を受け、オッターを写真に収めようと車の中でひっそりと息を殺してオッターが出るのをひたすら待った。
オッターをおびき寄せる魚を買いに取材班は早朝5時、魚市場に来た。
大きなサワラがあがっている。
シャコに、かに、と新鮮そのもの。
オッターが持って歩くには丁度いい大きさの魚。取材班はこの魚を1ドル分購入した。
今日はタイは買わないかと兄貴が声をかけて来たが、今日は頭の中はオッターのことで一杯。
オッター親子が出た現場で魚のばら撒きを行おうとする研究者。
朝6時、オッター親子が出没するのを待つ。
そう、今日も河の風がそよそよと吹く中で。