東京・下町のメンバーで構成される大正琴の演奏家グループがブルネイを訪問した。
3月13日、演奏家14名は、ブルネイの未成年身障者施設を訪問し、リハビリに取り組む子供たちを励ました。
下町から来た大正琴のメンバーが演奏会場に到着。司会者からオープニングの紹介がされた。
会場から大きな歓声と拍手が上がった。
演奏が始まった。演奏家の一人は、身障者の子供たちに音楽を通じて生きる喜びを伝えたいと語った。
次々と伝統の曲が披露された。心のこもった、美しい音色を奏でた。
一人の子供がリズムに乗って耐え切れず舞台へ向かった。
すると、ハンディキャップなどものともせず、次々と子供たちが舞台で踊った。
館長は、たくさんの身障者の子供たちを集め、コンサートを開くことが“夢”と語った。
人気のどらえもんが多くの子供たちの心を動かした。
お別れの時、握手して別れを告げる演奏家グループ。
そして、施設はまたいつもの静けさに包まれた。
そう、今日も河の風がそよそよと吹く中で。